久々に落語を聴きに行く機会に恵まれた。
落語は昔から大好き。江戸前と上方とどちらにもその良さがあって、
聞けば聞くほどいいものだ。
いよいよゴールデンウィークが始まる。
だが、ひとりでは若い頃と違って、長い連休の時間を持て余す。
お連れ探しが、なかなか都合良くは見つからないので、大変だ。
遊びに行くにも旅行にも、みんな家族や身内と行動するから誘えない。かと言って、
一人で混んでいるところへ出かけウロウロするのも寂しいし、行く気力もない。
そこへ、今年から大阪の賑やかしで、第1回「上方落語まつりinミナミ」なるものが
始まり、ペア・チケットが手に入った。嬉しいなあ。
普段家庭の事情もあって、もう何年も何処へも遠出はしていないし、せめて日中の
数時間、大阪ならなんとか無理言っても行ける。連休の一日だけでも行きたいなあ。
でも大変、お相手探しをどうしよう! 一日半で探さなきゃあ!
ゴールデンウィーク直前、しかも高速道路料金最後の割り引き1,000円とかで、
競ってみんなレジャーに計画あるだろうし、私ごときの急な誘いに応じてくれる
暇な人がいるのかどうか。みんな予定が入っていて、相当むずかしいだろう。
しかも、落語会の4月30日は平日、金曜日ときている。勤め人は月末で大変
だろうし、旅行を決めている人は休暇直前の最後の仕事日か、既に旅行用に休暇を
とっているだろう。あれこれ思いながら、メールや電話で何人かに連絡したところ、
ラッキーなことに、付き合ってくれる奇特なお友達が見つかった。
嬉しい、こんなに差し迫っては最終ひとりで行くしかないと思っていたので、
感謝、感謝です。
ともあれ、雨の日や寒い日が続いていたが、この日は最高の快晴暖かい日となった。
二人で久々の大阪へと出かけ、難波・千日前のワッハ・ホールへ。
大阪は神戸と違い、何処もものすごい人で混んでいて、眼が泳ぐ。疲れる。
なんだかやたらタコ焼き屋が多く、簡易な飲食屋が目立つ。いつからこうなのかな?
どこかしら台湾や香港の下町の飲食街とそっくり。すごく活気があって賑やかだ。
ふ~人が多すぎて、田舎者を自覚する。気をつけないと自転車にさえはねられそうだ。
この第1回「上方落語まつりinミナミ」は、パンフレットによると
= 「上方落語の笑いで大阪の町を明るく、元気に!」と吉本興業、松竹芸能、
米朝事務所の3社が会社の垣根を越えて初めて結束し、皆さまのバックアップを
受けて開催するかつてない規模の大落語まつりです。大阪・ミナミの街がまるごと
上方落語ワールドに染まる三日間(4/28 4/29 4/30)は上方落語の歴史に
刻まれる新しい伝説となります = ということだ。
午後の部出演者は中入をはさみ6名。
笑福亭風喬、笑福亭仁昇、桂あやめ、桂米輔、中入、笑福亭鶴志、林家染丸
みな達者な和芸で充分に堪能し、たくさん笑わせてもらった。
二人で来られて良かった~。ほんわかとした会場の雰囲気と、中ぶりの小屋の
せいか、年配者が多いせいか中盤では、気持ちよさそうに居眠りするひともチラホラ。
新作もあり、古典もあり、知っているネタでも落語は何度でも笑えるのがいいですねえ。
あはははは~と、気持ちよく笑っているうちに、笑える幸せをしみじみ体感している
自分がいて、やっぱり人間声を出して笑うって気持ちいい。笑わなあかんわ。ホンマ。
帰りは、すぐ傍の自販機の食券で注文するセルフサービスの天ぷらそば250円(安ッ)
を美味しくいただき、心も胃袋も温もったところで、ミナミの街をあとにしました。
小さなリクレーション、楽しかった。Tさん付き合ってくれてありがとう!!
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