丸刈り頭にTシャツ、短パン、気楽な格好のガタイのいいひとりの若者。道端のポイ捨て煙草の吸殻をヒョイヒョイと拾って、レジ袋に取込む。「えー! 何?」と、一瞬危ぶむ私。今朝の出勤路のこと。
どうやら彼は登校の道すがら、ポイ捨てゴミを拾いながら歩いている大学生らしい。
「ひえ~、すごい! 出来ないことよね~、ありがとうネ」
一瞬、ホームレスの人が吸殻を拾ってるあれかと思ってしまったけど、違った、ごめんなさい。
考えてみると、この通学路はもう17,8年?も前から、関学の中学生が何ヶ月かに1回、駅からゴミ袋を持って、ゴミを回収しながら登校するという風景をよく目にした。
川原に捨てられた空き缶まで回収しているのも見た。
ここは文教地区で学校の数も多い。ポイ捨てするのも学生が多いが、主に大学生のほうがマナーが悪い。
飲み干した缶を、よその家の生垣に挿して行ったり、ブロック塀に立てかけて行ったりは日常茶飯だ。
それを中学生が拾って登校している。
マスタリー フォー サービス さすが関学は、いい教育をしているなと感心していた。
今朝の若者はアメフト選手のような身体をしていたが、その中学生だった子で、今は大学生になったアメフト選手かもしれないななんて勝手に想像してしまいました。
でも、おかげさまで心にジーンと滲みるものがありました。
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