2009年8月11日火曜日

気象異常

ここ数年、地球温暖化の影響なのか、例年とは違うと思われる災害が多いと感じる。

今年の梅雨の長かったこと。こんなに雨の日が続く梅雨も珍しい。
関東が梅雨明けした後も、近畿は梅雨明け宣言が出せないまま8月になってしまったのだから。

しかも、突如大雨にみまわれ、なすすべもなく川となった豪雨に流され、尊い命を落とすというケースが続出した。「ゲリラ豪雨」と名づけられたこの現象。
昨日も兵庫県の佐用で、川に流されたり、土砂崩れで11人もの人が死んでいる。昨日まで元気に楽しく暮らしていた人たちだろうに。あまりにも理不尽で防ぎようもない災害の恐ろしさを、TVの映像で見せ付けられた。

人間の力のなんと無力なこと。今回は長雨が続いていた後、8号、9号と台風が接近し、暖かい空気が押し上げられ亜熱帯低気圧となって、大雨をもたらしたという。地面がたっぷり水分を含んでいるところへ大雨、土砂崩れが心配がされていた。立派な瓦屋根の家もひとたまりもなく押しつぶされ、車もおもちゃのように簡単に水にさらわれ、あちこちで大破し無残な姿をさらしていた。本当に恐ろしい光景だ。
おまけに、早朝から東海地方で地震だ。つなみもあった。大雨、台風、地震、つなみ。こんなのいっぺんに来られたらたまったものじゃない。

しかし、こんなできごとは、ここ数年日本全国で、何度となく繰り返えし起こっている。
本当に気象がおかしいと感じる。
一概に言えないでしょうが、地球温暖化とはこんなにいろんな災害をもたらすものなのか。

その雨で、甲子園で始まった全国高校野球の第2日、如水館対高知の試合は、2日続けて雨でノーゲームとなった。2日続けては、初のことで、選手は本当にご苦労様なことだ。

Co2排出規準も、散々協議されてはいるが、ここでとっても不思議で疑問なことがある。
これから産業を発展させたい新興国や開発途上国が言うには、先進国が先に散々Co2を排出して来て、この温暖化のまずい状況を作ってしまったのに、自国が発展してきたところで、われわれにも同じ規制の基準を押し付けるのは納得いかない、発展を阻止するものだというへ理屈。

BRICSは、今やその国の大きさや経済影響力、発展スピード、人口においても大国である。その国インドや中国が排出規制をしてくれないとなるといつまで経っても地球は守れない。ましてこれにアメリカが積極参加をしていない。最大の責任国で、最大の排出国なのに。しかも原爆投下実施国だ。

となると、東の小さな島国のわが日本は、食物自給率の低さ、円高、輸出品の世界基準規制、リーマンショック後の不況、生活保護受給者増大、超老人大国、少子化、年金額低位の先進?国、非武装国アメリカ頼り、北朝鮮のミサイル発射練習の標的、韓国ゴミ捨て放題流れ着き先。と、さほど手枷、足枷がある国なのだ。

なのにきっちり政府、自治体、各企業、個人までもマジメに必死の努力と研究でCo2排出を減らし、規準を守る国なのだ。

そこで、長々書いたが、言いたいのはへ理屈こねてる新興国はみんな一緒に等しくCo2排出規準を守って、地球温暖化を一人ひとりの問題としてとらえ、みんなの地球を美しく住みよい環境に保つ努力をして欲しいのです。

法律だって、新しく決められたらその日からみんな一緒にスタートで守らなければいけない。電車の料金だって食料だって、変わったその日から新しい料金だ。税金だって公共料金だって、値上げの実施日からみんな等しく摂られる。当たり前のことだ。
まして新興国は後進国ではない。大国である。しかるべき代償は払うべきだ。
あなた方も生きていく、かけがえのない場所、地球なのだから。新興国といわれる大国はCo2排出規準をクリアするぐらいの能力と経済力やマンパワーは持っているはず。アメリカにおいては何をかいわんや。

世界中の人たちで、結束して地球を守らないと自分たちの国の利益だけを考えていてはとても間に合わない。
そっぽ向いて、Co2を垂れ流していて、気が付けば足元から海水に満たされて地球がなくなっているかもしませんよ。

巨大国のアメリカ、中国、インドそれにロシアは率先して規準を遵守し、世界に模範を示してくれてこそ真の大国と言えるのだと思います。

1 件のコメント:

  1. 拝見しました。8月は異常気象のオンパレードだね。ゲリラ豪雨、台風、地震が同時に来るとは、異常の偶然か

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