直木賞作家 山本一力 の長編時代小説‘だいこん’を読みました。
最近の私は、時代小説、特に江戸の庶民を描いた物がお気に入りです。
この‘だいこん’は、江戸・浅草の下町を描いた秀作です。
腕のいい大工の娘つばきが、貧しい暮らしの中から、抜きん出た
知恵と才能で、若くして一膳飯屋を営み、周りの力も得て商売の才覚を
発揮し、店とともに成長していく話です。
気丈に頑張る若いつばきの小気味いい決断や、物怖じしない態度
今で言う、キャリアウーマンかもしれません。
物事を見抜く力や決断力のよさ、胸がすく思いの啖呵を切る場面。
一気に読み進んでしまいました。
ぜひ皆さんも 機会があれば読んでみてください。
光文社 ¥914
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